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旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

2011-01-01から1年間の記事一覧

旅のスタイルについて:港町バルパライソで思ったこと

今はサンティアゴからバスで2時間の港町バルパライソというところに来ている。 サンティアゴでは停電に2回も遭遇し、この地では学生と軍隊との小競り合いに遭遇して人生で初めて催涙弾を吸込み、フィリピンでは大型台風のために14時間にもおよぶ大停電が…

自分への自覚が謙虚さに繋がり、学習意欲を高めるということ。

チリにいようがアルゼンチンにいようが仕事は続くわけで、先生の面接も引き続き行っている。 フィリピン側から「素晴らしい先生候補がいる」ということで、最終面接を行った。 しかし、結果は残念ながら不合格だ。 彼女は現在、小学校の先生をしており、オン…

チリ:サンティアゴという夢空間について

今、チリのサンティアゴに来ている。 生まれてこの方、チリへと行こうと思ったことはなかったが、ビザ更新のためにこの地へとやって来た。ブエノスアイレスにもう何年も住んでいる外国人と知り合いになったが、彼らもみんな3ヶ月毎にビザ更新のため、違う国…

ビジネスについての一考察:とあるスペイン語レッスン

今日はマンションを購入したばかりのロレーナ先生が、次はスペイン語の先生としてだけではなく、自分でもビジネスをしたいからということで、色々と相談にのった。 多くの人は気づいていないか、それとも特に意識していないのか分からないが、通常のビジネス…

これからのワンズワードのあり方:グローバルでのソーシャルビジネスの実践

現在、先生はすべてフィリピンで雇用しているのだが、なぜかというと、日本とフィリピンの経済格差が大きく、うちの雇用条件だと先生として優秀というだけではなく、「人として優秀な人」を雇用できるからだ。 システム的には多言語(スペイン語、ドイツ語、…

異国の地での友達の作り方について:タンゴとテニスとスペイン語

先週末、日頃からお世話になっているメルセデス先生の誕生日パーティーを新しく引っ越した家で開いた。彼女とはかれこれ五ヶ月の付き合いで、ブエノスアイレスで最も多くの時を過ごした赤の他人ではあるので、色々と感謝している。 彼女のレッスンを週五回受…

ブエノスアイレスより:CEFR(セファール)で己を知る

今は、メルセデス先生と動詞の活用と接続法の勉強のほかに、週2でマテアス先生とテキストを使って、固有名詞を覚える勉強をしている。そのテキストは元はスペインの出版社が作ったテキストなのだが、アルゼンチン用にデフォルメされて、ここブエノスアイレ…

「会話」とは:最高の労働環境と人の成長

昨日のスペイン語のレッスンではロレーナ先生とソーシャルビジネスとマズローの欲求五段階について、色々と話した。 こんなことを言うと「おまえのスペイン語どんだけすごいねん!」と思われるだろうが、スペイン語の勉強を初めて5ヶ月、まだよちよち歩きの…

事の顛末:結局は個人への信頼が一番重要だということ。

きっかけはなんだったのか忘れたが、ブエノスアイレスに住みつき始めて4ヶ月経ったところで、ふと引越しをしようと思いついた。別に今の住処にそれほど多くの不満はあるわけではない。風光明媚なパレルモにあるし、駅からも徒歩一分と絶好のロケーションだ…

【書評】幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言

18歳のとき、同級生たちと将来のことを話し合ったことを思い出した。 「将来何をしたいか?」とか「どうやったら幸せになれるか?」とか今となっては他愛もないことを話し合った。 同級生のうちの一人が「やっぱり将来はポルシェでも買って、豪邸に住んで…

語学を習得することとは:終わりなき道

スペイン語の接続法を勉強し始めて、三週間以上経っているが、当然のように全く使いこなせていない。 スペイン語の接続法 上記によると接続法とは下記のようなことを指す。 1.現実と正反対の事柄を表現する場合 2.疑わしい事柄、事実であろう事柄を表現…

文句があるやつは出ていけばいい:これからのノマドのあり方。

日本と違い、世界には「基準:スタンダード」というものがないことが多い。 たとえば、ブエノスアイレスの不動産屋などは、不動産屋によって取るコミッションがかなり違うし、物件自体も本当にピンきりだ。 日本では「掘り出し物の物件」などは中々見つける…

【書評】大震災のあとで人生を語るということ

アウシュビッツに送られたフランクル博士は、両親、妻、二人の子どもをガス室で失い、その後自分が奇跡的に生還したあと「夜と霧」という極限状態を生き抜く人たちの心理状況を冷静に分析した本を出版する。 収容所は弱肉強食の世界で、時には友人を売ったり…

タンゴと文学とブエノスアイレスについて

週二回、タンゴに通っている。 「ブエノスアイレスと言えば、タンゴ」だろうと思い、安易な気持ちで通い始めた。正直、最初は苦痛だったし、今でもたいして楽しくはない。しかし、まだ初めて2ヶ月近くが過ぎたばかりなので、もう少しは続けてみようと思って…

ブエノスアイレスの世界で二番目に美しい本屋で考えたこと

本屋というものは、自分にとってはとても神聖な場所だったし、今でも「本を読む」という行為はとても神聖なことだ。 今日は「世界で二番目に美しい本屋(英国ガーディアン紙調べ)」に行ってきた。 元は劇場だった場所を本屋に改築したとのことで、非常に壮…

ブエノスアイレスという街について

これはブエノスアイレスだけではなく、ロンドンやニューヨーク、ほかの海外の大都市に言えることだが、地区ごとによってそれぞれ特徴があり、街を歩いてもその地区によって住んでいる人たちが全く違い、ただぶらぶらと散歩するだけでも結構面白い。 これはブ…

世界を変えるソーシャルビジネスという考え方

ここ、ブエノスアイレスはインフレだ。そのために、例えば一般のアルゼンチン人が賃貸マンションを借りようと思った場合、半年ごとに家賃の10%が上がる契約になる。10万円の家賃が最終的には13万円程度になるという計算だ。(これは大家によって契約…

人は偶然によって行動し、意志によって成果を得る:本当に大事なことは言葉に出来ない。

週末、久しぶりに遠出をして、ブエノスアイレス中心部から電車で1時間ほどのところにあるティグレというところに行ってきた。(距離的には30kmほどしか離れておらず、車で行くと30分で行ける) 別荘地だけあり、どこか優雅さが漂う街だった。アルゼンチ…

客観的な事実と主観的な事実の狭間で・・・・

スペイン語の勉強を初めて、すでに4ヶ月が経った。ようやく少しはこなれてきて、相手がこちらを外国人と認識してくれて、気を使って話してくれれば、だいたいのことは分かるようになった。ただ現地の人が普通のスピードでぺらぺらと話すと、何を言っているの…

コンフォートゾーンから抜けだして、この人生で何かを掴むこと。

最近、三姉妹と話すといつも「語学習得とは?」という話題になる。特に話題になるのが、「話しているだけでは語学は上達しない」ということだ。特にある程度話せる中級者レベルになると、これがよく当てはまる。 同じような言い回し、絶対に間違いのない暗記…

人に何かを教えるということについて:ワンズワード流の先生採用

ブエノスアイレスでも、ずっとオンライン英会話スクールのための先生採用は続けており、平均して週5人ほどはSKYPE面接している。そして、4ヶ月目にしてようやく2名ほど最終面接に受かり、現在研修している。 それほど差し迫って先生を採用する必要はなかっ…

アゴラに投稿しました:ノマドワーカーのひとりごと

ノマドワーカーのひとりごと:海外で暮らすということ ブエノスアイレスの悪口を書きましたが、本当はいいところです。でも東京と比べて成熟度は比較になりません。当たり前の話しですが。 個人的にはブエノスアイレスは自分が実際に住んだことがある、ニュ…

宿題バンザイ!:自律した学習者になるために

経営者たるもの365日24時間働かなければいけない。また語学学習者もしかり。ついでにいうのならば、筋トレに夢中になっている「ちょっとオレ、ナルシストかも」と思っている野郎どもにとっても同じことが言える。 ようするに、何が言いたいのかというと、「…

これからのこと:リスクテイカーを目指す世界

「Entrepreneurship(アントレプレナー)とは、自ら事業を興す(起業)者をいう」とウィキペディアにあるが、日本ではたいていの場合はベンチャー企業を指している。 しかし、世界規模で言うと自営業者など(レストラン経営、農園経営、店舗経営)の小規模の…

懲りない人:旅の続け方について想うこと。

自分は懲りない人だと思う。 いい意味でも悪い意味でも懲りないと思う。 僕はブラジルのサンパドールで一週間のうちに二度も強盗に襲われたが、取られたものは保険で戻ったし「ま、いっか」と思った。 ブエノスアイレスでは着いてしばらくして愛しのiPhoneを…

愛することと留まること。

ブエノスアイレスに住み始めて、すでに三ヶ月が経過した。 久しぶりな海外生活なので、とても楽しい。自分にとっては「外国人」という立場でいることは、とても心地が良いことなのかもしれない。アルゼンチン人に会うと必ず訊かれるのが「どうしてアルゼンチ…

なでしこジャパンに見る世界:震災後の日本

地球の裏側ではコパ・アメリカという南米諸国によるサッカー大会が開催されており、開催国がアルゼンチンだけあって、おおいに盛り上がっている。 日本も参加予定だったので、当然日本戦のチケットは予約したが、残念ながら震災のためにJリーグのスケジュー…

弊社のナンバーワンの先生について:お互い切磋琢磨をする環境を構築するということ

今日はオープン以来、ずっと人気ナンバーワンのJOY先生について、いくつか書いてみたいと思う。優秀な先生=人気のある先生という図式が成り立たないが、彼女に限って言えば、優秀かつ人気もある英語の先生としてずっと君臨してきた。 ワンズワードオンライ…

ある英語学習の思い出:優秀な先生が人気のある先生になるために

語学学習を再開したので、最近「優秀の先生の定義」についてよく考える。また優秀な先生であっても、人気のある先生であることも限らないので、そのことについても思いを馳せる。 まだ20歳の頃、スコットランドのエディンバラの語学学校で英語を学習してい…

気まずい二人:コミュケーション能力を高めるために

想像して欲しい。 地球の裏側の誰も知らない見ず知らずの土地で、異国の人と毎日2時間「あー」とか「うー」とか言いながら、四苦八苦して言葉を覚えている姿を・・・・・ 仲の良い友人でも、毎日2時間週五日を二人っきりで一緒に過ごすのは、辛いはずだ。…