Keep My Word

旅とタンゴをこよなく愛する。カラダナオル創業者。

2012-01-01から1年間の記事一覧

日本人の変態ぶりについて:英語で大いに語ろうじゃないか!

語学習得のために必須なこととして、ライティングが挙げられる。 もう、書いて、書いて、書きまくって覚えるしかないと思う。 書かなくて覚えられる天才ならいざ知らず、通常はひたすら書いて覚えるしかないと思う。 別にマテアス先生に毎日スペイン語を書か…

親日国に住むということ:ブエノスアイレスにて

いまさら言うが、ブエノスアイレスに来たのは、ほんの偶然であり、ここに来る数カ月前まではオーストラリアのシドニーのマンリー島に住む予定だった。(実際に行ってとてもいいところだったけど、物価が高く家賃も1LDKマンションで20万近いということで、…

スカイプを使って50分英語で話すということ:人に感動を与えるレッスンについて

リアルでスペイン語のレッスンを週五回、あいも変わらず受けている。 そうして、このあいだ普段受けている先生とは違う先生のレッスンをスカイプで受けてみた。実感としてレッスン時間50分というのは、ただ話すだけのレッスンにしては、長すぎるということ…

TOEICのための勉強をしないで、TOEICで高得点を取る方法

世の中には気が滅入るニュースが多いが、そのなかでも個人的に気が滅入るのは、TOEIC関連のニュースだ。 社内英語化の楽天 TOEIC点数足りずに減給される社員は5% 三菱電機エンジ、来年から全社員に「TOEIC」義務付け TOEICのための勉強なんて、くその…

新しい言語を学ぶということ:終わりなき旅

ブエノスアイレスに住み始めたから、当然のように周りはみんな外国人となった。 スペイン語はブエノスアイレスに住み着いてから、ずっと勉強しているが、じつは英語の勉強も再開している。 以前も英語の本や英字新聞は読んでいたが、ここのところ毎日新聞を…

人生の転機について語ろうか

人はよく自分の人生の転機を語る。例えば、結婚した時、会社を辞めた時、海外に行った時、あるいは誰か大事な人を失くしたとき。 ここ3,4年のあいだに自分の人生はめまぐるしく変わったが、その転機と言えるのが「起業したこと」と「ブエノスアイレスに引…

ブエノスアイレスでKindleを発見して:本の未来、紙と電子と本屋について

英語で読むのは面倒くさい。ただ、英語ではないと最近、とみにまともな情報取得が難しいと感じ始めてきた。もちろん、ブエノスアイレスに住んでいるからこその実感だと思う。 本来であればスペイン語で新聞などを読むべきではあるのだけど、英語のほうが圧倒…

オンライン英会話スクール:フィリピン人先生を大事にするあまり星野リゾートでもてなすの巻

先日書いた「一番大切なものを見失わないために:無料なものを有料にするということ」に@kenny_ish 氏が反応してくださったので、まとめてみました。 日本語ネイティブではないのに、なぜか日本人より日本語がうまいという方です。(自分もそんな外国語話者…

一番大切なものを見失わないために:無料なものを有料にするということ

気がつけばオンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を運営して、もう3年近くになろうとしている。そして、弊社にとってみれば一大事件であった「トライアルレッスンの有料化」を行なってから、すでに1年以上が経過した。 オンライン英会話スク…

目に見えない革命:スペイン語とブエノスアイレスの狭間で

昨日、以前ブエノスアイレスにしばらく滞在していたアメリカ人のウェンディさんと久しぶりにスカイプチャットをした。彼女は自分でグラフィックデザインの会社を経営していたのだが、その会社をたたんで1年間の期限付きの旅に出た。 最初の滞在地として彼女…

人生は見方によって決まる:ブエノスアイレスの日本民家にて

「遠くにいる人は愛することは出来るが、隣人を愛することは出来ない」 ドストエフスキー ブエノスアイレス郊外に日本の古い民家をそのまま船で運び、そこを美術館にしたところがあると聞き、見に行ってきた。その名もMINKAという。 60歳ぐらいのアルゼン…

アゴラ:平和な世界の作り方:政治と個人と友だちについて

19歳のとき、初めて中国に行った時知り合った中国人の人たちがめちゃくちゃ親切にしてくれて、とても感激した覚えがある。そして彼らが「中国の人はだれも政府なんて信用してないよ。なにかしても裁判なんかしないで、すぐ死刑」って言っていたのが印象に…

夢を語ることと、日々に感謝することと、起業と経営について

よくアホな社長が「社員も経営者と同じような視野や考えを持って、会社に貢献して欲しい」とのたまっているが、そもそもそんなことが出来たら社員なんてやってないで、とっとと起業している。 そんな重い責任を負わずに、一日8時間ほど仕事して、余暇は好き…

ソーシャルな時代にふさわしい?:時代に先駆けるアルゼンチン社会

マテアスメソッドの生みの親、マテアス先生からスペイン語の宿題で「なぜ日本人はクオリティーを追求するのか?」というライティングの課題が出た。 色々と考えてみたけど、自分が納得する答えは出なかった。宿題は宿題なので、スペイン語で諸々書いてはみた…

人は踊りたいから踊り、歌いたいから歌う:ラテンな生き方について

南米の人たちを見ていると、本当に人生楽しそうだなと思う。 外国語を学ぶ楽しみのひとつに、違う価値観を持つ人たちと交じり合って新しく色々と発見するということがある。外国語、特に英語を学ぶ人たちのなかには、「ただ英語を学ぶため」に英語を学んでい…

ネイティブ信仰なんてくそくらえ!

親米家が比較的多いアジアにいると感覚的によく分からないかもしれないが、ほかの地域ではだいたいアメリカという国は嫌われていたりする。特にここアルゼンチンでは、言われたい放題だ。 だからと言って特に悪気があるわけでもなく、みんな喜んでハリウッド…

とある週末:ブエノスアイレスで小松亮太を知る

ふとしたきっかけでブエノスアイレスのジャズクラブに行くことになり、そこでたまたま隣り合わせた60代のアルゼンチン人のご夫婦が、同じジャズクラブで演奏した日本人のバンドネオン奏者がとても素晴らしかったと聞いた。 「えーと名前は・・・・ほら、日…

日常会話が出来る英語のレベルについて:ブエノスアイレスにて

ブエノスアイレスに住み始めてから、早くも1年が過ぎ、と同時にスペイン語を学び始めたからも同じ年月が経った。 今のスペイン語力は一年前の頃と比べて雲泥の差だと言えるが、自分が思い描えた成長曲線に照らし合わすと、ある程度予想の範囲内に収まってい…

ミラン・クンデラから始まり、カズオ・イシグロ、それにポール・オースター、さらに村上春樹とニック・ホーンビーについて

英語学習のために多読は有効だというのは通説であり、全く正しい。 当たり前のように、外国語の本を読めば読むほど語彙力も付き、正しい文法も理解出来る。 多読という学習方法を行うには、なるべく自分のレベルより下、かなり下のレベルの本をたくさん読み…

ラマダンに思いを馳せつつ、日本とアルゼンチンのことを考えてみた

おととい、いつもの朝のスペイン語レッスンを終えて、「昼ごはん、何食うか?」と考えながら、行きつけの八百屋に寄ってフルーツサラダや野菜を買ったら店の主人に「日本、強いな」と言われた。 なんのことだか分からず訊いたら、店に置いてあるテレビを指し…

【再掲載】文系と理系とハイブリッド:21世紀型人間への希望について:コロンビアの首都ボゴタは忘れて

つらつらとツイッターを見ていたら、株式会社ユビキタスエンターテインメントの代表取締役社長の清水亮氏のブログにぶち当たり、あろうことか最新のブログから2009年頃までのブログまで読むふけってしまった。 UEI/ARC shi3zの日記 これだけ濃い内容が、…

言語を学ぶということについて:大いなる勘違い

最近、ネットで多言語を操る人たちのビデオを見る機会が増えた。 このビデオが面白いなと思ったのは、アイルランド人と黒人(アメリカ人)の二人が、ショッピングモールに行って、見知らぬ外国人(主に移民の人たち)にその国の言葉で話しかけて、スピーキン…

経済発展の次に来るものは:ブエノスアイレスとボゴタの狭間で

10代、20代の頃はずっと文学と哲学に夢中だったけど、最近は経済に夢中だ。 30代になってから、特に起業してからたくさんのビジネス本、それに経理と税金の本なども読んだ。 ただそういうミクロの動きには最近興味はなくなり、どちらからというほかの…

英語でのプレゼンについて:人に何かを伝えるということ

ずいぶん前に出席した英語教育関係の学会で、ある教授が日本人の学者の英語に言及して「あなたが日本人であるなら、必ずネイティブチェックをしてもらってから論文をこの学会に提出してください」と海外の学会の応募要項に明記してあり、非常に恥ずかしいと…

麻薬の街から芸術の街へと:メデジンで考える街の作り方

コロンビアに行った目的がカルタヘナの旧市街を見ることだったので、一週間経ったぐらいで「さて、次どこ行こうか?」と考えた。(合計で2週間滞在予定だったので、まだ丸一週間時間があった) カルタヘナからキューバまでの飛行機があったので、ついでにキ…

カリブ海の街カルタヘナにて:クオリティ・オブ・ライフを考える

なぜコロンビアに行ったのかと言うと、おそらく雑誌かなにかでカルタヘナの写真を見て、なんとなく行きたいと思ったからだと思う。 コロンビアというと、一般的には麻薬とやたらと治安が悪いとうイメージしかないが、今はまったくそんなことはなく、むしろ現…

アゴラ:世界一周のすすめ:ブエノスアイレスなう

自分が住んでいる街である「ブエノスアイレス」というキーワードでツイッター検索をすると、けっこうな確率で世界一周をしている日本人のつぶやきが引っかかる。 世界一周ブログ 自分自身、17歳のときに初めて行った海外旅行で、「世界には自分と全く違っ…

英語の先にあるもの:楽天の英語公用語化など

最近、楽天の英語の社内公用語が話題になっている。以前、自分もこの件に関して、ブログに書いた。 日本企業が行う英語公用語化について 基本的には今も同じようなことを思っていますが、ただ、日本の英語教育全体から見ると、刺激的なことではあると思う。…

JOE先生について:励ましのメッセージ募集

すでに会員の皆様はご存知かと思いますが、先々週からJOE先生が緊急入院し、現在長期療養中です。本人のプライバシーの問題もございますので、詳しい病名などは明かせませんが、かなり深刻な状態です。 本人の希望もあって一度イギリスに帰国し、彼の地で治…

正しい目標設定をするために:英語をきちんと話せるようになるために

新しく「ケンブリッジ試験対策準備コース」を開設した。(詳しい内容に関しては、巻末に転載した7月5日に出すプレスリリースをご覧ください) オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を立ち上げた頃は、自分の役目としてはひたすら優秀な先生…